いわゆる"マスタリング"は、正確には"プリマスタリング"と言います。プレス用マスターCDを作成する最後の行程で、サウンドに輝きとパンチを与えます。
音楽製作のマスタリングも含め、CDアルバム等は、次のような流れで制作されています。

では、ベストな楽器演奏をMTRに録音します。MTRとはマルチトラックレコーダーの略で、楽器ごとに立てた別々のマイクを、楽器ごとに別々のトラックに録音します。最近では世界中のスタジオで"Pro Tools HD"というマシンが標準として使われています。
では、MTRに録音された楽器とサウンドを、ミキシングコンソールを使用して一つに混ぜます。この時に、楽器ごとの場所や音量、音響効果を加え、調整していきます。
では、曲ごとの質感、音量、音圧、曲間、曲順などを調整し、マスターを作成します。この行程で、サウンドに輝きと音圧が得られ、市場に出た時の印象を良くし、オンエアー時の様々な問題を解消します。
は、いわゆる「プレス」と呼ばれ、工場で大量にCDやDVDを複製する作業です。
ミックスダウンが終了した素材から、マスタリング・エンジニアは、次のなかの必要な処理を行います。
1.曲順の並べ替え。曲間の調整。曲と曲の間をクロスフェードする等。
2.必要のないノイズ、雑音を消す。
3.お客さんの拍手や声援、レコードプレイヤーで再生しているかのようなノイズなど、音響効果を加える。
4.曲の長さを縮めたり、繰り返しを減らす、増やすなどの編集作業。
5.強力な音圧アップ。音抜け、輝きを与える。
6.プレス用に規格を満たした、プレス工場への納品用プリマスターCDとそのコピーを作成する。
マスタリングは、音楽作品に磨きをかけ、さらにリスナーの印象を良くさせながら、CDプレス用マスターに必要な技術情報を含んだマスターCDを作成します。マスタリングされたアルバムは、アーティストのイメージにあるサウンドに、より強力に近づきます。専門の設備、耳および知識の元で適切にマスタリングされれば、完成したアルバムは、ラジオやTV、CD販売等、多方面において競争力があがります。
マスタリング・エンジニアは最後に、マスターCDとそのコピーを作成してお渡しいたします。このCDは最終的な商品と同じサウンド、内容になります。だから、アーティストのコンセプト、イメージがが完全に閉じ込められていなければなりません。このマスターから、CDプレス工場等で大量に複製されます。工場では大量のディスクを押すためにグラス・マスターを作成しますが、それが、このマスターCDから複製されます。だから最終的に作品を調整する、非常に重要な工程になるのです。
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